ローズの香り

こんにちは。
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皮膚と香り

前回、高齢の父のお話をさせていただきましたが、本日はもう少し香りと皮膚についてお話させていただきます。
普段、健康な人であれば自己再生機能が働いて皮膚が荒れてもターンオーバーで元に戻ることができます。が、何らかのストレスがありますと新陳代謝が悪くなり、皮膚を正常に保つための水分が失われて、バリア機能が落ちてなかなか元の皮膚に戻りにくくなります。それともう一つ、皮膚の免疫を司る「ランゲルハンス細胞(免疫細胞)」が皮膚にはあり、その「ランゲルハンス細胞(免疫細胞)」が脳に皮膚の状況を伝えたり、外部からのストレスを認識し、皮膚の状態を正常に保つセンサーの役割をしています。少し専門的な話になってしまいましたが、この「ランゲルハンス細胞(免疫細胞)」が脳とつながる神経線維と皮膚細胞と接触していることで、香りの芳香成分→嗅覚を刺激→脳が認識→自律神経に働きかける、ので、皮膚と香りと脳はつながっているわけです。

ローズの香りの影響①

誰しもが経験なさったことがあるかとは思いますがストレスがたまるとお肌の状態が悪くなってきます。これこそが、脳が受けた刺激(ストレス)によってお肌に影響を及ぼすということです。逆に言えば脳に良い刺激を与えればお肌の状態も良くなるということです。
このことは、皮膚の表面にセロテープを貼って勢い良く剥がしダメージを与えて、ローズの香りをかいだ方とかがなかった方での皮膚の再生時間を比較してみた研究結果があります。明らかにローズの香りをかいだ方のほうが回復力が高まっていたという研究結果になったようです。

ローズの香りの影響②

ローズの香りは美容の大敵と呼ばれるストレスを軽減するばかりか、皮膚の回復を促し、皮膚を正常な状態に保ってくれる素晴らしい香りです。日常、ついついイライラすることがありますよね。だからといって、ずぅーと香りをかいでいなくてはならないかというわけでもないようです。「ストレスを感じたな〜」と思ってからローズの香りをかいでも効果があります。朝起きて「今日はお化粧のノリが悪いわ」なんてときはローズの香りをかいでみるのも嬉しい変化が期待できるということですよね。ぜひ、試されてください。
それから、お肌に関してのローズの香りの効用は精神的なストレスからくる痒みに対しての鎮痒(ちんよう)効果も期待できるようです。

ローズの効用

せっかくですのでローズの効用についてもう少しお話させていただきますね。ローズについては本が一冊書けるくらいとても興味深い植物です。精油の効用も女性の強い味方ですので、すべてのニーズに応えてくれます。心と体の両面からアプローチして美容効果を発揮してくれます。心の状態が安定することでお肌の状態も良くなり、吹き出物などのリスクも軽減します。特に、老化やくすみに効果的です。昔からローズの香りは肝臓の浄化のために用いられていたようです。疲れを感じとる肝臓に有効だからこそ、疲れたなーと感じたときは癒してくれる香りです。病気の回復時や健康維持のためにもとてもよい香りです。
それから、満月の時には特に女性性が活発になるので、ローズの香りは心を穏やかにしてくれます。そして、満ち足りた気分になれます。当、サロンでも満月の日のご予約をいただいたお客様には特別なおもてなしとしてローズの香りの足浴をさせていただいております。ぜひ、お試しください。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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