高齢者の皮膚

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高齢者の搔痒感(そうようかん)

以前、同居している主人の父のことをお話いたしましたが、今回は皮膚の乾燥からくる搔痒感(そうようかん)を軽減するお話をさせていただきます。
皮膚にはもともと古くなったり、傷ついたりした細胞を新しいものにする力(自己再生能力)があります。その力が年齢とともに弱くなるので壊れた皮膚細胞を修復して元に戻ろうとするのにかかる時間(ターンオーバー)がかかってしまいます。また、荒れた皮膚からは皮膚を正常に保つための水分がどんどん失われていき元に戻せにくくなります。

搔痒感(そうようかん)の軽減

乾燥してしまった皮膚は傷つきやすく敏感になり服が触れるだけでもムズムズして痒いのでついつい掻いてしまいます。その結果、皮膚は傷つき、ますます荒れて修復しづらく再生するどころかどんどん悪化してしまいます。痒いのを我慢することはなかなか難しいので痒みを軽減して掻くことを我慢できれば自己再生能力を促し元の皮膚に戻る時間ができるようになります。なので、原因となる痒みを精油やオイルを使用して搔痒感を軽減します。

痒みへの精油は

皮膚の再生に優れているラベンダーや敏感な皮膚に適していて抗炎症作用のあるジャーマンカモミール、私の場合は、高齢の父に対しての精油選びでしたので皮膚のバリア機能も低下しているかなと思い、感染症予防にもなるティートゥリーを選びました。また、抗痒作用のあって爽快感のあるペパーミントも入れました。ペパーミントは痒みのレスキューと言われていますが乾燥肌や敏感肌には皮膚刺激をおこすこともありますので低濃度で試してからお使いください。(ペパーミントは乳幼児、妊産婦、授乳中の方、高血圧症、癲癇の方にも注意が必要です)

相乗効果

毎日、入浴できない父の体をふき、その後ローズヒップオイルに選んだ精油を入れて一日に一回トリートメントをしました。今までなかなか痒みが落ち着かなかった父ですが一週間くらいで痒いと言わなくなってきました。ただ、搔くことが癖にもなっていましたので、搔かなくなるまでは時間がかかりました。搔いてしまうとせっかく皮膚が生まれ変わっても剥がれてしまいまうからです。なので掻かなくなるまで一ヶ月以上は時間がかかりました。個人差もありますがトリートメントとキャリヤオイル(植物油)の相乗効果で快方に向かいました。

キャリヤオイル(植物油)は

キャリヤオイル(植物油)にもそれぞれ効用があり、症状に適したキャリヤオイルを選んで使用すれば相乗効果が期待できます。カレンデュラオイルのように、湿疹、乾燥によい他、オムツかぶれなどに役に立つキャリヤオイル(植物油)もあります。また、ローズヒップオイルは炎症を抑えて組織の再生を促してくれます。スイートアーモンドオイルは肌タイプを選ばず使いやすいオイルです。ホホバオイルも万能オイルで浸透性や保湿性があり抗炎症作用もあり酸化しにくいキャリヤオイル(植物油)です。
入手しやすいホホバオイルやスイートアーモンドオイルでも皮膚に一枚の油脂のベールをまとってあげられれば保護できますので気軽に使用できます。
キャリヤオイル(植物油)の効用はそれぞれありますので打ち身ややけど、筋肉痛の緩和など目的に応じていろいろ利用しますと手当ての幅が広がります。また、美容に効果的なキャリヤオイル(植物油)ももちろんあります。
キャリヤオイル(植物油)についてはまた、書かせていただきますね。

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